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COLUMN

「問い合わせたらもう無かった」の正体。おとり広告の見抜き方

2026-07-13・株式会社I'll

好条件の部屋を見つけて問い合わせたら「ちょうど申し込みが入りまして…でも似た物件があります、ご来店ください」。お部屋探しをしたことがある人なら、一度は経験があるはずです。

これが偶然のこともあります。ただ、最初から存在しない・すでに成約済みの物件を、客寄せのために掲載し続ける「おとり広告」というものが、この業界には残念ながら存在します。宅建業法と景品表示法に違反する行為で、消費者庁から措置命令が出た事例も複数あります。

なぜ無くならないのか

理由は単純で、効くからです。相場より少し安い「釣り餌」を撒けば問い合わせが集まり、来店さえさせれば別の物件を提案できる。掲載の手間に対してリターンが大きいため、モラルより数字を優先する会社が後を絶ちません。

もうひとつの理由は、掲載情報の更新が物理的に追いつかないことです。悪意がなくても、成約後に広告を落とす作業が手動の会社では、数日〜数週間「もう無い部屋」が載り続けます。借りる側から見れば、悪意の有無に関係なく同じ迷惑です。

見抜くためのチェックポイント

  • 相場より明らかに安いのに、長期間掲載され続けている。うますぎる話はまず疑う。
  • 「情報更新日」が古い。更新日を表示していないサイトはさらに注意。
  • 問い合わせへの返答が「まず来店してください」。物件の最新状況を確認せずに来店だけ求めるのは典型パターンです。
  • 物件の住所や建物名を教えてくれない。特定されると他社に取られるという事情はあるにせよ、内見前に建物名すら出せないのは不自然です。
  • 「本日中に決めないと無くなります」と急かす。事実の場合もありますが、判断力を奪う常套句でもあります。

私たちの方針

I’llは、おとり広告を出さないための運用を仕組みにしています。掲載物件の情報は毎日更新し、成約が確認できた物件は掲載を終了します。そのうえで、お問い合わせをいただいた際には、掲載情報に頼らず最新の募集状況を必ず確認してからご案内します。各物件ページには物件IDを明記しているので、照合もすぐにできます。

「この物件、まだありますか?」の一言をLINEで送ってください。あるなら「あります」、無いなら「終わりました」と、確認した結果をそのまま答えます。当たり前のことですが、その当たり前を続けます。

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